☆ドライマウス☆

こんばんは★
寒さが増してきましたね。
乾燥の時期でもあり、肌がかさつく今日このごろです。
乾燥にちなんで、今日はドライマウス(口腔乾燥症)について書きたいと思います。
大人は1日1.5~2リットルの唾液を分泌するのが普通だそうです。
「えっ! そんなに唾液って出ているの~??」っと、ちょっとビックリですね。。。
唾液の分泌量が減少し、口の中が乾く病気を「ドライマウス」といいます。
現在「ドライマウス」の人口は800万人と推定されています。
一般的に虫歯や歯周病は、ブラッシングを怠ることにより現れる症状でもありますが、
ドライマウスの方も要注意です。
唾液量が不足すると、口の中の細菌が活発に繁殖し始め、細菌が増加すると細菌の活動によって発生する酸(乳酸)や毒素(エンドトキシン)も増加します。
酸は歯の表面のエナメル質を溶解し虫歯をもたらし、毒素は歯肉(歯周組織)に炎症をもたらすのです。
唾液の機能は、抗菌作用、ph緩衝作用、歯の再石灰化、自浄作用などがありますので、
ドライマウスの方は唾液を分泌するよう努力が必要ですね。
ドライマウスの人口が増加している背景には現代人に多い主にストレスや不規則な食生活、薬物の副作用があり、加齢や口呼吸なども原因であることがわかっています。
これを防ぐには、リラックスを心がけ、こまめに水分を摂り、食事の際にはよくかむようにしましょう。
また、キシリトールガムを噛むことでも、ドライマウスや虫歯を防ぐことができます。
さらに、唾液腺のある場所を軽くマッサージしたり、舌を意識的に動かしたりすることも、唾液の分泌を促すのに有効ですよ。
                               by-K