プラークや歯石はどうやってできるの?

こんにちは。
JR新橋駅徒歩5分、銀座線新橋駅徒歩6分、大江戸線汐留駅徒歩1分の歯科医院、汐留シティセンター歯科です。

2022年が始まりましたね。
年始めからお口のケアを頑張っていきましょう!

今回は、プラーク・歯石についてです^^

【プラークとは…】
プラークとは、歯の表面に付着している細菌のかたまりですが、私たちのお口の中には、300~700種類の細菌が存在しており、プラーク1mg当たりに細菌が約1~2億個存在していると言われています。

むし歯や歯周病の原因は、プラークという生きた細菌の塊です。

プラークはお口の中の清掃が十分になされていない歯の表面に形成されます。
歯以外にも清掃が不十分な入れ歯(義歯)や舌の表面などにも同様に付着します。

プラークは、形成されてそのままというわけではなく、時間の経過とともに、構成する細菌の数と種類も増えて、それと同時に病原性も強くなっていきます。

【プラーク形成過程】
1~2分
「ペリクル」という唾液、生理的歯肉溝浸出液由来のタンパクの薄い膜が形成されます。さらにペリクルの上に細菌が付着します。

~8時間(集落形成期)
連鎖球菌などの好気性菌(空気中の酸素を好む菌)が主体となり、歯面に付着します。

8~48時間(急速成長期)
放線菌などの、グラム陽性桿菌が増えてきます。

3~5日(成熟期)
好気性菌よりも、嫌気性菌(空気中の酸素を嫌う菌)の割合が増えていきます。

5日以降(嫌気性菌成熟期)
スピロヘータ(らせん型の細菌)や、運動性ビブリオ(鞭毛《べんもう》というムチのような毛を持つ細菌)などが出現します。

2週間~1ヶ月(歯石形成期)
プラークに唾液中の無機塩分が吸着して、石のように硬くなる「歯石」が形成されます。

【歯石とは…】
歯の表面に沈着する灰白色、黒褐色の石灰化した物質です。
プラークが長い間付着した状態でいると、唾液に含まれるカルシウムなどによって石灰化して石のようになります。これが歯石です。
プラークが、歯石に変化してしまうと自分で取り除くことはできません。
また、歯石があると歯石の表面にまた新しいプラークが付着してまた形成過程を繰り返していきます。

プラークや歯石はむし歯や歯周病など口の中の様々なトラブルの原因になるため、
日頃のセルフケアでプラークのうちに除去するように心がけながら、歯石はプロフェッショナルケアで定期的に除去してもらいましょう。

【セルフケア】
・丁寧な歯みがきを心がけましょう。
・歯と歯の間もケアしましょう。

【プロケア】
・「歯石」や「歯周ポケットの中」などのセルフケアでは除去できない汚れは、歯科医院でプロによるクリーニングを受け、除去しましょう。

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