卑弥呼の歯がいーぜ♪

こんにちは。
今日は、「噛む」ことについてのお話しです。
皆様、一回の食事でどれくらい咀嚼をしているかご存知ですか?
咀嚼とは、口に入れた食べ物を細かく噛み砕くことです。
普段のお食事であまり気にしないことかもしれませんが、食べ物の栄養やエネルギーを体内に効率よく取り入れるために重要な役割を果たしています。
また、咀嚼によるさまざまな健康効果や顎の運動と脳の活性化の関係など、「噛む」ことの大切さが今食育とともに注目されています。
ところが、時代を経るごとに咀嚼回数は減少し、弥生人に比べると現代人は1/6以下にまで少なくなっているそうです。
ちなみに、弥生人の咀嚼回数が約3.990回のところ、現代人の回数は約620回…..
違いがハッキリとわかりますね!
噛むことでたくさん出てくる「唾液」や、噛む時の「顎の運動」などによって8つの効果が期待されます。
これらの効果の頭文字をつなぎあわせると「卑弥呼の歯がいーぜ」に♪
これは、日本咀嚼学会から発表された咀嚼の大切さを啓発する標語です。
「ひ」
肥満を防ぐ

→かむことで、脳の満腹中枢が刺激されると、満腹感を感じ、食べすぎを防ぐことができます。
「み」
味覚が発達

→よく噛めば、食べ物本来のおいしさを感じ、味覚を養うことができます。
「こ」
言葉がはっきり

→かみ合わせがよいと、発音もキレイになります。口の周りの筋肉が鍛えられるので表情も豊かになります。
「の」
脳を活性

→脳細胞が刺激を受けます。細胞の働きが活発になり、脳が活発化されます。
「は」
歯の病気を防ぐ

→噛むことで分泌された唾液がお口のなかをキレイにします。虫歯の修復を手伝うなど、唾液は口腔洗浄の基本です。
「が」
癌を防ぐ

→唾液に含まれる成分には、発癌性物質を抑える働きを持つものもあります。
「い」
胃腸の働きを促進

→よく噛むと食べ物は消化されやすい状態になり、胃腸の負担を軽減してくれます。
「ぜ」
全身の体力向上

→全身に力がみなぎり、普段以上の力が出ます。
現代の私たちも、弥生人を見習って「よく噛む」食生活で健康的な毎日を過ごしましょう!