歯とお口の中の清掃について

こんにちは。JR新橋駅徒歩5分、銀座線新橋駅徒歩6分、大江戸線汐留駅徒歩1分の汐留シティセンター歯科です。

日常使ってる歯ブラシはどういうものを選んでますか?今日は歯ブラシについて簡単にお話しします。

正しい清掃用具の選び方

いつまでもできるだけ自分の歯で美味しく食事をして、健康な生活をおくるためには日々のご自身による歯とお口の正しい清掃「セルフケア」が欠かせません。

年齢による成長や老化、生活環境により変化するお口や歯と歯肉(歯ぐき)には変化に対応した正しい清掃用具とその使い方によるセルフケアをすることが必要です。

小児によるひとり磨きとご両親による仕上げ磨き、成長に合わせて適切な毛先の長さとハンドルの大きさを選ぶことも大切です。

歯ブラシだけでは磨けない、歯と歯の隙間の汚れをデンタルフロスを使って取ることも重要です。歯と歯が接している部分(隣接面)のカリエスはフロスを使うことで予防ができます。

年齢とともに退縮する歯肉(歯ぐき)のケアには歯肉炎、歯周炎用に毛先が長く、患部に届く歯ブラシが必要です。

その他の清掃用具について

歯肉の退縮が進んで歯ぐきが下がってきた場合には歯間ブラシによる歯と歯の間の清掃が重要です。 歯間ブラシは無理に通すことは必要ありませんが、通るサイズのブラシを選んで清掃すると歯肉(歯ぐき)が健康になります。

また歯磨き(歯磨剤)や洗口剤によるうがいも有効です。

むし歯になりやすい世代にはフッ素配合の歯磨き(歯磨剤)によるむし歯(カリエス)予防の効果があり、35歳を超えて歯周病になりやすい世代には歯周病(ぺリオ)予防用の歯磨きがあります。

その他にも正確な歯磨きができない状況の方への歯ブラシや音波歯ブラシなどもご用意しております。
是非、歯科医院で適切な清掃用具と使い方をご相談されることをお奨めします。

歯周病セルフケアに適したハブラシ3つのポイント

1.毛先の細いもの歯周ポケットを効果的にブラッシングするには、毛先が超極細になっているハブラシが適しています。

ふつうの毛先

普通のハブラシは、毛の直径が約0.2ミリ前後。
毛の太さは均一です。

超極細毛の毛先

超極細毛のハブラシの毛先は、わずか約0.01mm。毛の中程から根元に向かって適度に太くし、コシが出るように設計されています。
毛先が細いことで、歯周ポケットにも無理なく入り込みます。

2.ヘッドが自分の口に合っていること

すこし小さめの方が、お口の中のすみずみまでブラッシングしやすく、汚れも落としやすいでしょう。

3.毛のかたさが適度なこと

毛はかたすぎると歯ぐきを傷つけてしまい、やわらかすぎると汚れを落としきることができません。自分に合ったものを見つけましょう。

適切なブラッシングで、歯周病の原因をつくらない

歯周病ケアには、歯垢(プラーク)をしっかり除去することが大切。しかし、歯垢(プラーク)はネバネバしているため、水だけでは落とすことができません。適切なブラッシングを行うことで、確実に歯垢(プラーク)を落とすようにしましょう。

  • 歯と歯ぐきのすき間に45度の角度でハブラシを当てます。
  • 軽い力(150~200gが目安)で小刻みに動かします。5~10mmを目安に、1~2本ずつみがきましょう。
  • 歯垢(プラーク)がたまりやすい場所を意識して丁寧にブラッシングをしましょう。