歯の染め出し

皆様は、「歯の染め出し」をしたことがありますか?
子供のころに、学校などで歯の染め出しをされたことがある方もいらっしゃると思いますが、歯に染め出し液(染め出し剤)を塗り、お口をゆすいで頂くと、汚れ(磨き残しやプラーク)があるところに色がつくというものです。
汚れの部分を確認しやすくすることができます!
お口の中の汚れというのは、目で見て確認できるものもありますが、目で見ただけでは確認できないものもあります。
残念ながら、私たち専門家でも確認できないのです。
そんな時、染め出し液を使用すると、汚れが付着している部分を確認しやすくすることができます!
患者さまのクリーニングを行う前などは、この染め出し液を塗って、お口の中の汚れを確認しやすくしてから行うことが多いのですが、私自身、自分の口の中ではしばらく染め出しを行っていませんでした。
そこで、昨日久しぶりに自分の歯の染め出しを行ってみました。
すると、自分では「しっかり磨いているつもり」でしたが、磨けていないところが見つかってしまいました・・・。
「歯科衛生士」という、患者さまのお口の中をきれいにする仕事をしているのに、自分の口の中に磨き残しがあったなんて、お恥ずかしい限りです。
昨日は、染め出し液で染まってしまったところを重点的にブラッシングを行いました。
患者さまにも、よく「磨いているつもりなんだけどなぁ・・・」と言われることが多いのですが、磨いているつもりでは、お口の中はきれいにはできていないのです。
「磨いている」と「磨けている」は違うということを、私自身も改めて思い知らされました。
これは、染め出し液を使用したことによってわかったことです。
なんでもっと自分の口の中でもやらなかったのだろうと反省しております。
これからは、私も定期的に染め出しを行い、磨き残しがないか確認を行おうと思いました。
また、自分の口の中というのは、私たち専門家でも自分自身で完璧にきれいにすることは難しいのです。
染め出し液を使用して、お口の中の汚れを確認することと、定期的な歯科医院でのクリーニングをお勧めします☆
by-h