歯周病菌が認知症を引き起こす!?

新橋・汐留駅から徒歩1分の歯医者、汐留シティセンター歯科クリニックです。

最近、TV番組やニュースを観ていると、「認知症」についての特集が多くあります。

皆さんは「認知症」についてどのようなことを知っていますか?

認知症とは何らかの要因で脳の神経細胞が壊れてるために引き起こる症状のことを指します。

例を挙げるなら、物忘れなどの記憶障害、徘徊、幻視・妄想、感情の不制御など…

数ある認知症の原因の中で最も患者数が多いのはアルツハイマー病です。

そして、先日、認知症を引き起こすアルツハイマー病の原因の一つが歯周病菌であると解明されました。

九州大学大学院の研究では、歯周病を引き起こすジンジバリス菌の病原性因子である、“LPS“が原因で脳内炎症が起き、認知機能が低下したということが確認されました。

また、脳だけでなく脾臓や肝臓、肝臓にも炎症が発見されました。

このように歯周病によるアルツハイマー病の新たな関係メカニズムが明らかになったことで、体内で引き起こされる炎症を抑制する物質の研究もますます進んでいきます。

近年、「歯科疾患は全身疾患に繋がっている」とよく言われていますが、認知症と歯周病の関係からもわかるように身体の健康にお口のケアは欠かせません!

歯周病の予防、治療によってアルツハイマー病の発症と進行を遅らせることが大いに期待できます。

歯医者での定期的な検診や歯石のお掃除をすることで常に自分の口腔状態を把握しておくこともとても重要です!

また、抗炎症作用のある食材を積極的に摂ることも今日からできる日常的な予防対策にもなります。

大豆、トマト、ブルーベリー、ブロッコリー、緑茶などなど…

先日『歯周病と新型コロナウイルスの関係を知っていますか?』でもお話ししましたが、歯周病は自覚症状がほとんどなく、放置していればどんどん悪化してしまいます。

ですので日々のお口のケアを頑張ってまいりましょう!

私たちスタッフも全力でサポート致しますのでどんなことでもご相談ください!!